PIAS TOWER
PIAS TOWER
水の都、大阪市北区は、淀川や堂島川といった水路を活用した商業都市として栄えてきただけでなく、近松門左衛門の人形浄瑠璃、「曽根崎心中」「心中天網島」の舞台ともなるなど、古くから芸能や文化の発信地としても成熟してきました。
豊崎界隈、茶屋町界隈は、今も歴史の面影を残す一方、近年は再開発により、町並みを大きく一変させています。
テレビ局本社ビルや大型シアター、若者で賑わうショッピングモールなどが混在する個性的なこの界隈は、新しい大阪の躍動感を生み出しています。
そして、この街にあってひときわ異彩を放つ、地上130m、28階建て、エメラルドグリーンのガラスカーテンウォールが印象的なタワーが「PIAS TOWER」です。
PIAS TOWERと茶屋町界隈
PIAS TOWERの南に位置する茶屋町は、かつては三番村といわれ、鶴乃茶屋、萩乃茶屋、車茶屋といった茶屋で賑わう大阪有数の行楽地であったようです。鶴乃茶屋跡の石碑がある道は西国街道として、高麗橋より下関へ向かう交通の要所でもありました。この界隈の綱敷天神社には菅原道真が大宰府へ行く途中に参拝したという話も残っています。